アメリカでの刑事弁護実践は,「ミランダ・ルール」に代表される被疑者の権利保護制度,法廷技術が重視される陪審制度,専ら資力のない依頼者の刑事事件のみを受任する公設弁護人制度(パブリック・ディフェンダー)など,日本でも参考にすべき制度の下で行われています。
大橋弁護士は,2012年より,日弁連の留学制度を利用するなどしてアメリカに留学し,2年間にわたってロースクールで学びつつ,ニューヨーク市ブロンクス区の公設弁護人事務所で4か月間の実務研修に携わり,まさにアメリカの刑事司法制度を「体感」されました。
このゼミでは,大橋弁護士にこの貴重なご経験をお話しいただきます。日本とアメリカの制度の異同についてお話ししていただいた上,刑事司法制度が抱える,身体拘束の問題,制度改革の方向性の問題,ソーシャルワーカー等との連携の問題等,留学を通じて学ばれた問題意識についてお話しいただきます。
また,留学準備や留学生活の実際についても,お話しいただきます。
ゼミ終了後に講師を囲んでの懇親会も予定しています。是非ご参加下さい!