検察官に比べ,証拠収集能力に乏しい弁護側の最大の武器は,反対尋問だと言われます。検察側の重要証人を反対尋問で弾劾できるか否かが,有罪・無罪の決め手となる否認事件は少なくありません。ところが,およそ武器とは言えないような反対尋問が法廷で横行してきました。公判弁護技術の研修を受けても「反対尋問だけは苦手」という方も少なくないと思います。
今回の講師である坂根弁護士は,多数の否認の裁判員事件を経験し,かつ弁護士会等の法廷弁護技術研修の指導役を担ってきました。その坂根弁護士が,若手弁護士の声に応え,全3回の反対尋問講座を企画しました。今回は,その第1部・初級編です。「反対尋問とは何か」という基本に立ち返り,事例・実演を交えながら,反対尋問の準備から法廷技術まで,丁寧に解説します。
反対尋問に苦手意識を抱く若手弁護士はもちろん,法廷弁護技術で指導者の立場にある方まで,反対尋問に興味がある実務家全員に役立つ内容です。第2部中級編の前提にもなります。
是非,お見逃しのないよう,奮ってご参加ください!