研修所では否認事件を基本に刑事弁護を教わりますが、若手があたる事件の多くが情状弁護事件です。本ゼミでは、示談ってどうやったら良いの?反省ってどう示すべき?弁論はどういうことを言えばいい?・・等々の若手が情状弁護事件の中でぶつかるさまざまな疑問からスタートし、少しでも量刑を軽くするため、実刑ぎりぎり事案で執行猶予を取るため等の、もう一歩先のステップまでを講義します。
また、講師が以前に国選弁護を担当した常習累犯窃盗事件の元被告人の立場にあった方をお招きし、被告人が何を求めているのか、「情状が何も見つからない」と思うような事件で何ができるのかについても考えたいと思います。更生のための支援の在り方も含めて学ぶことは多いはずです。是非ふるってご参加ください。