刑事弁護では,ケースセオリー(求める結論を導く説得的な論拠)を立て,これを前提として活動することが重要であることは,ご存じの方も多いかもしれません。しかし,皆さんの中にはケースセオリーをどう作ったらよいのかが分からないという方もいるのではないでしょうか。今回は,『ケースセオリーの立て方』をテーマとして,痴漢事件を題材に,グループワークを通じて実際にケースセオリーの作り方を学んでもらいたいと思います。
今回は,通常の若手ゼミとは異なり,参加していただく皆さんでグループに分かれ,証拠の検討や有利・不利な事実の抽出,反対尋問事項の検討等の議論を行っていただくことにより,主体的にケースセオリーの立て方を体験していただきます。複数人で考えることが推奨されるケースセオリーを,模擬教材を使って実際に検討し,講師とともにケースセオリーの作り方を体験できる貴重な機会です。※ゼミ修了後に講師陣を囲んだ懇親会を予定しておりますので、是非ご参加ください!