裁判員制度導入によって、量刑判断及び量刑審理の在り方が大きく変化しました。そして、裁判員裁判において定着した「行為責任を基礎とした量刑」「同種事件の量刑傾向を目安にした責任刑の把握」「直接主義・口頭主義を重視した審理」という考え方は、いずれも、裁判員裁判以外でも妥当すると考えられます。
本研修では、このような視点から量刑弁護の課題を考えます。講師には、量刑弁護についての経験も豊富な藤原大吾弁護士をお招きしました。より実践的な検討を行うため、事前に受講生に模擬事件記録を配布し、事前課題としてブレインストーミングの検討内容と弁論骨子を提出してもらった上で、当日は受講生とともにケースセオリーを考え講評を行う予定です。