参加費 無料
基調講演及びパネルディスカッション
講師弁護士 岡 慎一 先生(埼玉弁護士会)
特別アドバイザー 弁護士 神山 啓史 先生
(第二東京弁護士会)
昨年より,検察庁が,裁判員裁判対象となる事件につき公判前手続に付するよう求める運用を開始したことなどから,公判前整理手続に付される事件は増加しています。今後,刑事弁護活動を行っていく上で,公判前整理手続を避けることは出来ません。
公判前整理手続は,弁護人にとって,大きな利益をもたらす反面,致命的な不利益を及ぼすおそれもある制度であるため,その利点を生かし,不利益を回避するためには,手続に対する十分な知識が不可欠です。しかし,手続が導入されてから2年ほどしか経過していないため,条文解釈や手続の運用は過渡的な状況にあり,最新の情報をまとめた書籍などは存在していない状況です。
刑事弁護フォーラム第8回例会では,公判前整理手続に対する理解と最新の情報についての知識を深めていただくために,手続自体についてはもとより裁判例や捜査機関の運用等の実務の現状にも造詣の深い岡慎一先生に,公判前整理手続についての講演をしていただきます。また,手続上生じやすい問題及びその解決法について具体的なイメージを持っていただくために,公判前整理手続を経験された弁護士を交えたパネルディスカッションも行う予定です。
また、当日は、例会終了後に講師の先生を囲んでの懇親会も計画しております。こちらもふるってご参加下さい。