平成28年5月、刑事訴訟法が改正されました。
取調べの録音録画の制度化、合意制度(いわゆる司法取引)の導入、証拠開示の拡大等、実際の弁護活動に大きな影響を与えるものばかりです。裁判官や検察官と渡り合うためには、改正点に関する正確な知識と、その問題点を理解することが必要不可欠です。
本年の例会では、弁護活動に影響のある点に焦点を当て、日弁連取調可視化本部の副本部長等を歴任し、改正にあたって数々の提言を行ってきた前田裕司弁護士、これまでに無罪事件や重大事件などを担当し、改正刑事訴訟に関する著書・論文も執筆している宮村啓太弁護士に、弁護活動の実践例をご講演いただき、大阪地検での不祥事をきっかけに設置された法務省法制審議会特別部会の委員を務め、改正に深く携わった後藤昭教授に改正法の法的問題点をご講演いただきます。
その後は、取調べの可視化と証拠開示の拡大を中心に、講師をパネリストとしてパネルディスカッションを行い、今後の弁護活動の在り方を考えます。皆様からの疑問・質問に登壇者がお答えする時間も予定しておりますので、是非皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
なお、例会終了後に懇親会を予定しておりますので、こちらも是非ご参加ください!